”日本人”という一つの人種がメインの日本では全く感じないものをアメリカに住み始めてじわじわと感じている。もちろんハーフや外国人もそれなりにいるけど大半が日本人であって北海道だろうが沖縄だろうがどこ出身だからっていう差別はないのがほとんど。(子供が遠くから引っ越してきて、学校で方言のせいでいじめられるとかそういうのは置いておいて)
まず最初に感じたのはこの街でちょっとおしゃれな感じのカフェレストランにに行った時。普通に席に案内されて何も思ってなかったけど、なかなか店員が来ない。オーダーするのも決まったけど店員が来ない。結構真ん中の方にいたから見えないはずはないんだけど。
しばらくしてから「あ、ごめんなさい」みたいな感じでちゃんと謝ってくれて、普通にオーダーして食べました。美味しかったし、差別とか考えたことなかったけど、なんとなく周りを見渡してみるとこの時にほぼ白人ばかりだということに気づいて。店員さんも。
誰も何も言わないし、あからさまに何かするわけじゃないけど、感じるんだよね、アウトサイダーだっていう空気が。私はアジア人でカルロスはヒスパニック(スペイン語を母国語とするラテン系)、いわゆるブラウン。
一度そう思うと居心地が悪くなっちゃう。美味しかったしお店のデザインも素敵でいいと思うけどまた行きたいかと思うと微妙。もちろん、私が考えすぎな場合もあるけどね!
他にもお店で買い物している時、基本こっちの人は「何か手伝う?」的な感じですぐ話しかけてくれて、助かる時もあれば、そっとしておいてと思う事もたくさんあるんだけど(笑)、ある時、私とカルロスが探し物というか、商品を選んでいる時、後ろに白人のおばさん2名がいて、店員さんは彼女たちに声かけていて、私たちには目もくれず。私は声かけられない方が好きだから問題ないけど、感じるよね、明らかにうちらに声かけようとしてないのを。ちなみに店員さんは白人。
ここはフロリダの田舎町で65%は白人、25%が黒人、後はその他、ヒスパニックやアジア系など。そう、白人が多い街。
今までは観光地(NY、LA、グアム、ハワイ)とかしか行ったことなかったし、1ヶ月以上の長期滞在はしたことなかったから実際に住むという感覚はわからなかったけど、今実際に住んでみてこういう事かとひしひしと感じでいるのだ。ちょっと肩身が狭い感じ。
カルロスも、白人にしては黒いし、黒人にしては白いし、どっちつかずみたいな、そういう肩身の狭い思いをすることも昔からあったみたい。
まだまだ人種差別が根強く残っているのは誰でも知っているけど、実際に感じるといい気はしない。住んでみないとわからないものの一つかな。
結構どこ行ってもいろんな人の視線を感じるのも嫌だし。考えすぎないのが一番なんだけどね。日本にいたときは本当にそういう観点では何もなかったなと。もちろん最近ヘイトスピーチとか色々問題にもなっていて世界に比べると人種差別について疎いというか、無視している部分が多くて国際社会からは遅れてるかもしれないけど。
いつも感じるわけじゃないんだけどね!たまに感じるとすごく嫌な気分になる。
今日はこの辺で。
それでは☆