ちょっと気になっていた映画がアマゾンプライムで無料だったので観たよ。その名も「フロリダプロジェクト」
日本では5月12日に公開するみたい。
【ネタバレ注意！】
簡単なあらすじはフロリダ、オーランドのディズニーワールドの近くのアパートメントホテル（モーテル？）で暮らす親子の話。定職もなく若い母親にそれをみながら育った無邪気な娘。（6-8歳ぐらいなのかな）そんな彼女達の生活を描いた映画。
アカデミー賞ノミネート候補とか、名前がフロリダってことで知っていたけど内容を特に知らなくてスルーしていた映画。無料で見れるならと思ってあらすじを見たらカルロスも見たがる話だと思って一緒に観たよ。
最初から子どもたちの言葉遣いにドン引き。Fワードを連発、中指立てまくり、暴言吐きまくり。まぁ彼らは悪くないんだよね。子どもは親の真似をするから。
同じモーテルに住む子どもたちと一緒に遊んでいる毎日。親はパートに行ってるところもあれば部屋でタバコやウィードをすってゴロゴロしてる人もいたり。
主人公のヘイリー（母親）とムーニー（娘）は特に破天荒で無邪気な感じ。ヘイリーは最初は仕入れた(？)香水を近くのリゾートホテルの入り口で客を見つけては無断で売ってお金を稼いでいる。でももちろんホテル側に見つかってそれもできなくなる。それ以降はモーテルに宿泊代を払うために売春を始めちゃうんだよね。そんな時、ムーニーは大音量で音楽かけてお風呂に入っているからヘイリーが何をしているかわからない。
・・・子供が近くにいる前でやるかそんなこと？！？！
タトゥーだらけで青い髪がヘイリー。カゴにいるのがムーニー。
すごく思ったのがこれ、めちゃ現実。こういうちゃんとした所得もなくてちゃんとした教育も子供に出来ない家庭いーっぱいあるんだよね。特にアメリカ広いから。
親は喋るときにいちいち'fuckin'って付けるから子供も真似しちゃう。いつも食べるのはジャンクフードばかり。アイスとかパンにジャム、ワッフルとか野菜なんて食べてるとこなかったよ。アメリカに肥満が多い理由。ジャンクフード食べ過ぎ。
子供が子供を産むからちゃんと育てることも出来なくて結局同じ道をたどるんだよね。そして将来行く先は刑務所。一度前科がついちゃうとろくな仕事につけないし。結局堕落した生活しか出来ない。
この街も田舎だから結構ホームレスいるんだ実は。私の住むエリアに住み着いてる人はいないけど、ちょっと治安の悪いとことにいくと（モールとか映画館に行く際に車で通るの）数人が地面に座ってたり、ダンボールにメッセージ書いてなにかめぐんでくださいって。
日本からアメリカに行きたい！住みたい！って言ってる人はだいたい都市を想像するし田舎には行かないからいつもテレビで見てるようなアメリカを期待するけど、アメリカ広いから・・・。車が必須のエリアは本当に徒歩は危険。ホームレスの前なんて特に歩いてたら何されるかわからない。ちょっと歩いて、、なんて危険すぎる。それに車もしっかりロックしておかないと荒らされる可能性あるし、金目のものを置いておいたらもう標的だよね。
実は今朝ドアを開けたらお知らせの紙が挟まっていたの。このコミュニティで車荒らしがあったんだって。何も取られなかったらしいけど、思ったのはこのアパート内で？こんなにミリタリーが多いのに？怖いよね。。。
話を戻して、この映画の親子は一応する場所あるから良いかもしれないけど、いつ追い出されるかわからないし、こんな生活のままでいいのって思う。
そんな実はたくさんあるであろうアメリカの貧困層の暮らしを書いている映画で見て損はない。最初に貼ったポスターにGlorius、Gorgeousって言葉が書いてあるけど「ん？」そういう話では無いぞと思った。実際見ていてこの母親にイライラするし、口の悪い子供にも呆れるし。
こんなけ子供が暴言吐いているのを日本語字幕ではどの様に書くのか気になるところ。それを柔らかい表現で書いたら絶対映画台無しになるはず。違う言語のスラングとかは訳すの難しそうだな。
そんなわけで気になった人はぜひ映画を見てね。
See ya
